Kamoneです!
前回は、AI Newsの新しい試みについてお知らせしましたが、早速今回が第一回となります!
詳しくはこちらをご覧ください。
これからの時代、AIを知り、AIを使いこなすことがキャリアアップにおいて重要という話があり、日々業務やプライベートで情報を収集したり、ツールを使って実践したりしていることと思います。
もちろん、ChatGPTやGemini、Claudeといった生成AIサービスの最新情報を追ったり、使ってみることは重要です。しかし、それでは「現在」を知ることは出来ても、「未来」を予測するには不十分です。
私たちが使えるツールやサービスというものは、実は真の意味での「最先端」ではありません。新しい技術が市場に出回ってから飛びつくのでは一歩も二歩も出遅れてしまいますし、氾濫する質の低い二次情報に振り回されやすくなってしまいます。
ではどうすればよいのか?
平均よりも一歩先んじるには、「ラボ」で起きていることを知ることです。技術革新は常に「ラボ」で起きているからです。
ここでいう「ラボ」とは、生成AIの研究や開発を行う個人やチームのことです。「ラボ」の研究成果が実用化され、サービスやツールとして私たちに届くまでにはタイムラグがあります。このタイムラグを限りなく小さくすれば、未来を予測し、今取るべきアクションを判断する材料を一早く手に入れることができるというわけです。
また、ツールやサービスが開発された経緯や、研究者・開発者が何を目指しているのかといったところまで知れば、見え方・向き合い方が変わってくるかもしれません。
しかし、私たち日本人には言語の壁というハードルがあります。OpenAIもGoogleもAnthropicもアメリカの企業ですし、研究者達も英語圏の人が多いので、一次情報も英語で出てきます。
翻訳自体はDeeplや生成AIを使えばできるのですが、そもそも英語の情報にアンテナを張るのがハードル高いですよね。
それに、AI企業の公式発表にせよ、トップエンジニアの放った一言にせよ、日本語に訳したとしてもやや抽象的で、難解で、咀嚼しにくいと感じるのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、こういった一次情報に高いアンテナを張っていて、それを日本語で解説してくれる人をフォローしておくことです。
ということで、記念すべき第一回はAIの最先端を面白く知ることができる有益な情報源として、「起業の履歴書【AI解説】」をご紹介します。
このチャンネルは、「East Ventures」代表の村上雄也さんと、「NanoHuman」代表の伊藤工太郎さんの二人が、「AI 🤖」と「スタートアップ 💻」について大袈裟に話すチャンネルです。(チャンネルプロフィールから抜粋)
チャンネル名が「起業の履歴書」なのは、もともとはドンキホーテやSONYなどの一流企業の起業のきっかけや大企業に成長するまでの歴史について解説する動画を投稿されていたからです。
ChatGPTなどの生成AIがビジネスに浸透してきたあたりからAI関連の最先端を追う動画が増え、今のスタイルに切り替わっていった経緯があります。
「AIについて大袈裟に話す」というといわゆる「AI驚き屋」が想起されます。起業の履歴書も最新情報を取り上げて驚いているという意味では「驚き屋」的ではあるかもしれません。しかし、両者は「驚きの方向性」が異なると思っています。
いわゆる「驚き屋」は、ツールやサービスの最新情報を要約して、「知らなければ時代遅れ」とか「仕事がなくなる」など危機感を煽ることによって数字を稼ぐことを主目的にコンテンツを制作していることが多く、内容はありふれたものになりがちです。
一方で、「起業の履歴書」はパーソナリティのお二人の「生成AIにまつわるあらゆる人・物・事を一言一句逃さず知り尽くしたい、語り尽くしたい」という知的好奇心とオタク魂がベースにあり、大袈裟なリアクションさえも、どこか遠い世界の話だと思って敬遠しがちな話題をグッと身近なものに感じさせるコンテンツになっています。
デミス・ハサビス、イリヤ・サツケバー、ダリオ・アモデイ、ジェフリー・ヒントン、ヤン・ルカン、ピーター・スタインバーガー、ヤン・ジーリン、セルゲイ・ブリン…
皆さんはAI界の巨人といえば誰を思い浮かべますか?OpenAIのサム・アルトマン、xAIのイーロン・マスクあたりはすぐに思い浮かぶかもしれません。私もそのぐらいしか知りませんでした。
ましてや、彼らがどんな来歴で、どんな未来を見据えて行動しているか、どんな発言をしているかなど、気にも留めていませんでした。
起業の履歴書ではAIニワカからすると「誰?」と言いたくなるようなマニアックな名前が当然のように飛び交います。私も彼らのおかげでデミス・ハサビス、イリヤ・サツケバー、ダリオ・アモデイあたりはすっかり覚えてしまいました。
もちろん、数多く知っていれば偉いというものではありません。知ったからと言って、すぐに他人と差がつくわけでもありません。
重要なことは、今の自分にはない視点を知る、ということです。AIの最先端にいるような天才達は、私たちが見ているものとは全く違う世界を見据えています。起業の履歴書のお二人の言葉を借りれば「見え過ぎている」のです。
私たちが彼らと全く同じ境地に立つことは難しいですが、彼らの言葉や行動から未来を想像することで、私たちの仕事や生活に僅かな角度の変化が起きることはあり得ると思うのです。
最近の投稿で最もアツいと思ったのが、OpenClawと開発者であるPerter Steinbergerに関する動画です。(2回に分かれており、この動画は1回目にあたります)
何を隠そうこのAI Newsで一番クリックされた記事は今話題のパーソナルAIエージェントとして注目を集めている「OpenClaw」に関する紹介記事でした。
OpenClawを巡っては短期間での名称変更騒動があったり、OpenClawを導入するPCとしてMac Miniが買占められたり、開発者のPeter Steinberger氏がOpenAIにスカウトされたり、話題に事欠きません。
OpenClawがここまで話題になったのは、「クラウドや企業の制約から解き放たれたAI」が持つ可能性(と危険性)を世に示したことが大きいでしょう。
しかし、これを単に「新しいツール」としてだけ見てしまうと、話はここで終わってしまいます。
OpenClawを開発したPeter Steinbergerとは何者なのか。OpenClawはどんな経緯で、何を目指して作られたのか。開発者は今何を考え、どう行動しているのか。といったところにまで思いを馳せると、また違った視点が見えてくるはずです。
この動画では、開発者のPeter Steinbergerが放った「App is Dead」(アプリは消える)と「Close the Roop」(ループを閉じろ)という2つの印象的な言葉から彼が見据えている未来を垣間見ることができます。
「App is Dead」(アプリは消える)は、人間の生活がどう変わっていくのかについての言及です。OpenClawのようなパーソナルAIエージェントが普及すると、Todoアプリや家計簿アプリのようなアプリケーションは必要性が失われます。人間は今まで自らの手でアプリを操作していましたが、AIに依頼するだけでよくなり、自分がアプリを操作することはなくなっていくというのです。
「Close the Roop」(ループを閉じろ)は、仕事の在り方についての言及です。従来、仕事は人間が中心に取り組むものでした。しかし、課題を持ち、解決のために計画を立て、実装し、検証し、修正し、また新たな課題に取り組むという自己改善のループがAIだけで完結した状態を作れば、その生産性は無限大になります。AIは長時間休まず稼働することができるし、目的を達成するためだけに動くことができるからです。
これまで大規模な開発は人材や機材を調達する資金力のある大企業の特権でした。しかし、個人用のAIエージェントが普及すれば、セキュリティやコンプライアンスの面で制約の少ない個人や小規模チームの方が強味が出てくる可能性があるかもしれません。
AI部下やAI秘書を複数持つことで、自分一人では出来ないことも実現できるようになる。これはフリーランスとして独立したり、一人起業したりといった選択肢が多くの人にとってより現実的になるということでもあるでしょう。
世界の偉人たちのトンでもエピソードや思考を楽しく知りたい方は、ぜひ「起業の履歴書」をチェックしてみてください!