2022.08.29 Mon | お知らせ
北京パラを越えミラノで目指す金メダル【リツアン所属アスリート青木大和】
障がい者雇用に力を入れているリツアンSTCには、パラアスリートが所属しています。
北京パラリンピックでアルペンスキーの立位で出場した、青木大和(あおき やまと)さんです。
起業家として(株)EXx代表取締役CEOを務めながら、リツアンSTCにも所属してアルペンスキーを極めようとしている、二足の草鞋を履く28歳です。
3歳の頃からスキーを始めました。15歳のころには、単身渡米。
しかし一度は、競技レベルの高さに圧倒されてプロを諦めていました。
分野を変えて活動し、若者の社会・政治参加を推し進めるNPO法人を設立します。2014年には、衆議院選解散を問うウェブサイトを開設し、炎上してしまったこともありました。
その後2016年1月に不慮の事故に遭い、脊髄・馬尾損傷の大怪我で、一度は下半身不随の診断を受けます。しかし、必死のリハビリにより歩行できるまでに回復します。
仲間に背中を押されて2016年秋にコミュニティハウス「アオイエ」をオープンし、2017年9月に法人化・代表取締役に就任。起業家として歩み始めます。2020年にはモビリティ事業(株)EXxを設立し、代表取締役に就任します。
そのころ、私生活ではリハビリの成果もあり、青春時代を捧げてきたスキーができるまでに回復します。中高時代の恩師や友人にパラリンピックへの挑戦を勧められ、トレーニングを開始しました。
目指したのは、2022年の北京冬季パラリンピックの出場です。
準備時間が短い中、難しいかと思われた代表権の獲得。しかし、最後の大会で好成績を収めたことで、直前に選出が決まります。
迎えたパラリンピック本番では、見事に一流の選手たちと肩を並べ、2種目で完走します。
・3月10日(木) アルペンスキー大回転 30位
・3月13日(日) アルペンスキー回転 26位
次に彼が目指すのは、2026年のミラノコルティナ冬季パラリンピックでのメダル獲得です。
その準備は既に始まっています。
日常的なトレーニングに加えて、6月23日には故郷である神奈川県の「神奈川県障がい者アスリート支援事業」の補助対象者に選出されました。
シーズンが始まれば海外でのトレーニングや大会出場が決まっています。
圧倒的な負けん気を持ち、不運に屈せずに戦ってきた青木選手。話してみるととても気さくで、応援したくなるキャラクターの持ち主です。
今後とも是非、応援のほどよろしくお願いいたします。
リツアンでも随時、最新情報をお届けしていきます。