AIを日常的に使っている人ほど、こう感じているはずです。
「結局、どれを使うのが正解なの?」
ChatGPTが一強だと思っていたら、Gemini が画像生成やコンテキスト量で優位だと言われたり、そうかと思えば最近はClaudeがエージェントとして存在感を出しています。
しかも、この状況は数ヶ月どころか数週間単位で塗り替わることさえあります。
もはやこの答えを探すのは不毛で、「正解は常に変わる」と思った方がよいでしょう。
とはいえ最近は、特にエンタープライズ領域でClaudeの存在感が強く、「ChatGPTはもう厳しいのでは」という見方も出てきています。
これにはMicrosoftとの独占契約が影響しているとの見方もあり、OpenAIはAmazonなど他のプラットフォームとも連携するなど手を拡げようとしているようです。
そんな生成AI戦国時代にOpenAIが出してきた新モデルがGPT-5.5で、すでにChatGPTやCodexで使用可能になっています。
このモデルは、「目新しい新機能が盛りだくさん」、というよりは、「ストレスなく協業できるエージェント」という方向性に重きが置かれているようです。
これまでのAIとのやり取りを思い出してみてください。
この往復が前提だったのではないでしょうか。
私も早速Codexでプロジェクトを回してみましたが、GPT-5.5では、この“ラリー”が明らかに減っていると感じます。
「こういう成果物を作りたい」とだけ伝えても、そこに至る工程をある程度まとめて処理してくれるし、意図が伝わらないことが少ないのです。
もちろん、体感的な話でしかないのですが、この「スムーズなコミュニケーション」はかなり重要な要素なのではないかと思います。
特にアプリを作ろうとか、複雑なタスクを任せる場合には「AI任せるより自分でやった方が速い」になってしまいがちな部分です。
ベンチマークでも傾向は出ていて、複雑タスクの完遂率を測るTerminal-Bench 2.0では82.7%を記録しています。

特に体感差が出るのがコーディングです。
以前は、ある程度自走できるエージェントといえど
という“ツール的な使い方”が中心でした。
GPT-5.5は、まるで人間のエンジニアのように自分で考えて最善の行動を取ろうとする様子が見えます。
要件:
・Node.jsでユーザー登録API
・JWT認証
・バリデーションあり
・テストコードも欲しい
といった雑な要件を渡しただけで
といった「具体的には指示していないけどいい感じにやってほしい。」をくみ取って仕事をしてくれるのです。
これまでが「言われたことだけやる」だけだったのに対して、「…ということはコレも必要だな。やっておこう。」という先回りができるようになっている。これは大きい。
しかも途中でエラーになっても、
という流れを自分で回すケースが増えています。
ここまでやってくれるなら、ツールを超えたエージェントだと言ってもいいでしょう。
もちろん前提は変わりません。
最終判断は人間がやるべきだし、出してきたものを右から左に流して本番投入というのは事故のもとです。
とはいえ、開発と検証のスピードは確実に上がるでしょう。

3つ目は、トークン効率の話です。
これが何を意味するかというと、
結果として、「作業のテンポが崩れにくい」と言えます。
これも体感は人によって異なるので、そんなに変わったか?と思う人もいるでしょう。
Codexで使うケースでは従来モデルよりもクォータ消費が速いという話もあります。
その場合は、
といった使い分けも有効かもしれません。

GPT-5.5は非常に優秀ですが、すべての面で最強かというとそういうわけではありません。
自分の用途に合ったAIを選び、適切に使い分ける必要があるでしょう。
GPT-5.5はストレスなく付き合えるようになった優秀なAIです。
特にCodexなどのエージェントで使うと、その強みを実感しやすいでしょう。
という、人間レベルの振る舞いを身に着けてきていて、非常に頼もしいです。
GWはGPT-5.5を使って、開発に打ち込んでみるのはいかがでしょうか。