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最近大人しかったGoogle Gemini、ついに沈黙を破る。

最近大人しかったGoogle Gemini、ついに沈黙を破る。

カモネです!

Gemini黄金期の思い出

皆さん、覚えていますでしょうか。
2025年の8月下旬、ナノバナナ旋風が吹き荒れ、画像生成といえばGoogle Gemini一択と言われていました。

それまで画像生成といえば、アートの用途が中心。
文字を入れたらハチャメチャになって使い物にならないというのが常識でした。

今でもImage Creatorなどの古いモデルを使っている画像生成サービスで文字を含む画像を出力させると、文字化けを確認することができます。

一見問題なさそうですが、立て看板を見てみると…

見事に文字化けしていますね。

しかし、ナノバナナは意味のある文字列を画像に入れ込むことができた。
それにより、インフォグラフィックという情報を視覚的に表現する画像の生成が可能になったのです。
とても革命的な変化でした。

これは去年の11月、AI Newsのアイキャッチ画像として作成したものです。
人間が読める文章になっていますよね。

Gemini冬の時代

しかし、ClaudeがコーディングやAIエージェント分野で注目され、GPT-Image 2.0に画像生成でお株を奪われ、次第にGoogle Geminiの存在感は薄まっていきました。

もちろん、Gmailやカレンダー、スプレッドシート、NotebookLMなどのGoogleサービスに統合されているという強みは不変でしたが、逆に言えばGemini単独で他のAIモデル・サービスと比較したときに明確に優れていると言える要素が挙げられない状態でした。(魅力だったコンテキスト量も追いつかれてしまったし…)

なので、AIサービス何を使えばいい?という議論に名前が挙がってこなくなっていたんですね。
最近流行りのAIエージェントも「ClaudeCodexか」が議論されていて、Geminiは蚊帳の外でした。

Geminiはオワコン」とバッサリ見限る人

「天下のGoogleがこのまま終わるはずがない。何かあるはずだ…。」と期待する人

見守る気持ちは様々でしたが…

Google、ついに沈黙を破る

2026年5月19日に開催されたGoogleの開発者向けカンファレンス「Google I/O」で、ついに沈黙が破られました!

一早くキャッチアップして発信している方もいて、注目度は上々。

私からは、元エンジニア目線で気になるポイントをお伝えしたいと思います。

最新モデル Gemini 3.5はどんなモデルなのか

まずは最新モデルの発表です。

GeminiでFlashと付くのは高速で低コストなモデルです。

ローガン氏の投稿した表によると、前モデルのGemini 3.1 Proと比較した場合はもちろん、競合となるClaudeGPTの最新モデルと比較しても見劣りしていないように見えます。

性能自体は向上していると見てよいでしょう。飛びぬけて強いわけではありませんが、選択肢には入ってくると思います。

しかしながら、GoogleGemini関連の発表で誇張表現が多かったり、リリース直後の動作が不安定だったりしてガッカリさせられてきたこともあり、手放しで称賛するというよりは、「またハッタリじゃないだろうな」と疑いのまなざしを向けられてもいるようです。

一応、私が試した限りではThinkingモードも使えており、問題なく動作しています。

回答も他モデルと比較して遜色はないかなと思います。

遂に登場!Google製AIエージェント 「Gemini Spark」しかし…

Claude Code/Cowork、Codexと続いたAIエージェントの波に乗り遅れていたGoogle
Gemini Agentとか、Gemini CLIというものもありましたが、イマイチ話題になりませんでした。

しかし、今回発表されたAIエージェントは一味違うかもしれません。

その名も「Spark」(スパーク)。思考回路が活発に動作して火花を散らしているイメージなんでしょうか。

Google公式によると、

  • Antigravityに統合され、ClaudeCodeCodexのような感覚で使える
  • Gemini SparkGoogle Cloud上で動作するので手元のPCをつけっぱなしにしなくてよい
  • GoogleのツールやサードパーティーのツールともMCPで統合できるよ

ということですが、これだけだとClaude CodeとかCodexもそうじゃない?と思ってしまいますよね。

GoogleWorkSpace全体に常駐して稼働しているようなイメージらしいので、そこに強みがあるのだと思います。

実際、チャットボットのGeminiのみの統合では出来ることが限られていたので、エージェントが統合されるとかなり便利になる予感はあります。

弊社もGoogleWorkSpaceユーザーなので期待が膨らみますね。

セキュリティ監査・修正エージェント「CodeMender」

さらに、CodeMender(コードメンダー)にも注目です。

これは、生成AIがコードを書く時代において、置き去りになりがちなセキュリティ面の専門的なチェック・修正までAIで賄えるようになる、ということを意味している、と思います。

非ITエンジニアでもコードが書けるからと、エージェント任せに開発していて、権限を渡し過ぎて事故った、という話はよく耳にするところですから、こうした機能が備わって安全性が高まることは喜ばしい。

…のですが。

ここで、残念なお知らせが…

Gemini SparkCode Menderもまだ日本の一般ユーザーは使えません。

影響力が大きいのでまずはスモールスタート、ということでしょうか。慎重姿勢です。

今はClaude Code/CoworkCodexを使いながら、大人しく日本で使える日が来るのを待ちましょう。

そう遠くない未来だとは思います。

Antigravityがパワーアップ!

CursorVSCodeと並び、AI駆動開発の要と言えるIDEの1つであるAntigravity(アンチグラビティー)が進化しました!

具体的には、

  • スタンドアロンのデスクトップアプリ版(Antigravity 2.0)またはCLI版(Antigravity CLI)を選択できるようになりました。
    • IDE形式の方が楽な人はそのまま、IDEだとちょっとハードル高いよ、という人はClaude CoworkCodexのデスクトップアプリのようなバージョンも選べるようになったよ、ということです。
    • 選択肢が増えるのはよいことです。が、デフォルトがAntigravity 2.0になっており、うかつにアップデートすると勝手に切り替わってしまうので注意が必要です。
  • 細かいところではセキュリティ面の強化がされているようです。Gitポリシーに準拠したり、資格情報などのリスクの高い情報をマスキングできるようになっているとか。安全性が高まるのは有難いですね。
  • 当然、最新モデルのGemini 3.5も利用可能です。

まとめ

GPT・Claudeの開発競争の陰に隠れてしばらく大人しかったGoogle Geminiがついに進化!

現時点では日本では利用できないサービスや機能も複数ありますし、性能面も抜きんでたというよりは「追いついた」という印象ですが、ようやくエンジンをかけてきたということで、今後に期待がかかりますね。

特にGoogleサービスと深く統合されたAIエージェントは独自の価値があると思います。

  • Gmaiで自分宛の重要なメールをピックアップして、経緯を含めた内容をおさらいして返信案を提示してくれる。
  • Gmailで日程調整依頼がきていたら、Googleカレンダーを確認して空いている日程を提示してくれる。
  • チャットで連絡が来ているのに気づかず長時間放置していたら「●●さんから連絡がきていますよ」と教えてくれる。

人間が問いかけなくても、AIから先回りして情報提供、下準備、提案をしてくれるようになる。もちろん、お節介は行き過ぎると「有難迷惑」に繋がることもあるので匙加減は大事です。

AIは自分専用の秘書だ、という話は以前からずっと言われてきていましたが、痒い所に手が届かない感もありました。

しかし、流石にここまでくると「秘書」と言っても差し支えないのではないかなと思います。

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Kamone
著者 Kamone

30歳で学者志望からITエンジニアに転身。通信・金融業界におけるインフラ領域を中心に、オンプレミスからクラウドまで幅広く経験。AWS学習コミュニティでは公認メンターとして教材制作や講師を務める。現在はリツアンSTCにて事業推進に携わり、AI活用とエンジニア支援の高度化に取り組んでいる。

Kamone
著者 Kamone

株式会社リツアンSTC社員。

1984年 東京都中野区生まれ。

大学中退後、工場や警備員などを経て、何もスキルが身についていないことに危機感を覚える。
2014年 何か手に職をつけなければと思い、電子専門学校からエンジニアになった弟を見て「コイツにできるなら俺もできる」と安易な考えで未経験からIT業界に飛び込む。
そこは「まともな案件に入れなければ営業としてこき使われるか中国に送られるらしい」と恐ろしい噂が飛び交う会社だった。
「とんでもないところに来てしまった…」と戦慄するも、運よく大手新聞社系のインフラチームから声がかかり、エンジニアとしてのスタートを切る。

その後、SESを転々としながら通信・金融業界のオンプレ・クラウド案件を中心にインフラエンジニアとして経験を積む。

2021年 AWS学習サービス「Cloudtech」に参加し、公認メンターとして書籍出版プロジェクトや教材制作・講師などのコミュニティ・サービス運営に関わる。

2023年 ゆとりーマンのYoutube動画で新興SESの闇とリツアンの存在を知り、転職。(当時所属していたSES企業が動画で紹介されていた特徴に当てはまっていて愕然)
その後、CloudTechとリツアンの橋渡し役を担い、合同プロジェクト「テラコヤテック」の運営に関わる。
2025年 リツアンの「エンジニアに一円でも高い報酬を」「会社は社員に使われるためにある」「出入り自由」といったスタンスに共鳴。エンジニアから転向し、リツアンの事業推進に参画。
現在に至る。

他人の文体を真似たり、他人が書いた文章を手直しするのが得意、という若干嫌な気持ちにさせる特技を持つ。
AI活用を鋭意研究中。
(リツアンいいとこ一度はおいで。)

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