2019.06.01 Sat |
就活失敗してフリーランスを始めた東大生が、3年経って思うこと
フリーランスでファシリテーター/編集者をしている杉山大樹です。
東大卒でフリーランスになって3年。ここまでのキャリアについてお話しさせてください。
なんでそうなった…?
まず問われるのはこれですよね。せっかく東大来といて何してるんだと。
就活が本当に上手くいかず(選り好みしすぎ+生意気が原因だったかな…)、ほぼ全部落ちたのです。単純に凹みました。
働きたいと思うところを一通り追加で受けて、追加で落ちた後、4年の秋ごろに、
「自分で自分を雇って一回やってみたい!やりたいことはあるから、まずは休学して試したい。納得できる会社じゃないと働きたくないし、もう一回就活するのは負けを認めたみたいでイヤ!」
ガキですね。でもそれが本心だったのです。
卒業前の不安
フリーランスとして試してみると決め、ファシリテーターや編集者として仕事を始めました。
そして2年の休学を終えて、ついに東大を卒業すると決めました。
しかし大きな不安がありました。「学歴に守られずに、本当に生きていけるか」。
休学中いろんな仕事をもらってきたけれど、「現役東大生だからこそ」のものも多かった。
東大オンラインメディアUmeeTで初代編集長をしていたことも、NHKの2020オリンピックの若者向けサイトを担当させてもらったことも、まさにそうです。
大きな看板があるからこその、抜け出しづらさ。そしてやってくる保障なき自由。僕にとっては切実な不安でした。
(卒業前に大怪我をしたのも不安を増幅させました。その話はこちらのnoteへ)
3年経って思うこと
フリーランスで生きていきたいと思ったとき、親を含めていろんな人に反対されました。
「まずは会社に入ってみるべきだ。その後で自由にやったらいい。最初は守られた環境で学ぶべきだ」
これは至極真っ当だと思います。
でも結果的に今、ファシリテーションを軸に様々な仕事をもらい、自分でも色々企画して、小さいながらも自由に、納得してやれています。自由であることは僕にとって、かなり優先度が高いのです。
就活に失敗したことも、フリーランスになったことも、今のところ良かったと思っています。
とはいえこのキャリアの進み方は、気軽にはオススメできません。
最初から「教育してくれる上司」も、「保証してもらえる給料」もない。仕事を生み出していけたのは、ありがたい繋がりがあってこそでした。
働き先をどうやって選ぶか
そんな経験をしてきたからこそ、「働いてお金をもらいつつ就職先を選べる仕組み」があったらいいのになと本当に思います。無理にフリーランスに振り切らなくても、自分が納得できる働き方を選べる仕組みが作れないものか、と。
そして、これこそがリツアンSTCが作りつつある仕組みだと思います。(お仕事をもらってみて、深く関わってみてようやく気づいたことです)
需要があり、能力も十分あるエンジニアさんが、「働いてお金をもらいつつ転職先を選べる仕組み」。
先日依頼を頂いて、リツアン社長のクニさんの、気合いの入った長文宣言ブログを、簡潔に図にまとめてみました。
派遣制度を使って、エンジニアを守りながら、かつ搾取せず、良い転職に導く。
あるべき仕組みですが、これができているエンジニア派遣会社は他にありません。
これがいつか、新卒にもエンジニア以外にも広がっていったら最高だなと思います。お仕事いただいてるからというだけでなく、優秀なのに辛そうに働いてる友達をたくさん知っているので…
以上、「東大卒フリーランスから見ても、リツアンSTCの野望は果たされて欲しい!」という正直な感想でした。
文責)東大卒フリーランス・ファシリテーター 杉山大樹
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