9/23に奄美教育フェス2023を開催しました　～大学が奄美にやってくる！～

リツアンSTCは、教育格差への問題意識と、地方創生に対する思いから、「奄美教育フェス」を2年連続で開催しました。

奄美大島の瀬戸内町「きゅら島交流館」「地域包括支援センター」にて、9月23日に実施し、「大学が奄美にやってくる！」をテーマに掲げました。瀬戸内町の役場や教育委員会、そしてNPO法人全日本空手道連盟 新極真会さまにもご後援いただいての実現です。

大学がない奄美に、大学で教えておられる先生方をお二人お招きし、大学生とも一緒に普段できない体験が実現する機会になりました。

 

 

午前中は、名古屋大学の相撲部のみなさんと、町の小学生たちで「ちゃんこ」を手作り！

包丁を初めて使う子にも、手取り足取り大学生がサポート。

 

たくさんの具材を一緒に切って煮て、特製の勝負メシが完成しました。

 

 

午後の参加者の皆さんにも振舞い、みなさん満腹になった様子でした！

 

 

 

 

午後は2つの講座を並行して開催しました。

東京大学の非常勤講師、宇野先生にご登壇いただいたのは、東大最大のゼミ「宇野ゼミ」体験版。
高校生から小学生までが参加しました。

「あるコンビニの人手不足をどう解決するか」というケースをテーマにして、お店を復活させる方法を探りました。

年齢が違っても、それぞれが必死で考えて、みんなで議論する「ゼミ形式」の授業を楽しんでもらえたようです。
終了後は先生に進路相談に乗ってもらったり、大学を先取りする機会になりました。

 

 

 

 

もうひとつの講座は保護者向けに、日本医師会総合政策研究機構主席研究員の細谷先生にご講演いただきました。

「COVID-19に学ぶ」をテーマに、パンデミックを危機としてだけでなく、有益な変化を実現できるチャンスとして振り返ります。

 

過去のパンデミックも参照した上で、「危機管理」「医療か経済か」「合理的選択」など、多岐に渡るキーワードを議論しました。

かつて当たり前だったことが変化を余儀なくされたものの、実はいくつかの良い変化もあったことについても、講義の中で指摘されました。

参加者の方からは、「専門的な内容だったが分かりやすく、次の波にどう備えるべきか学びになった」との感想もいただきました。

 

 

各地で開催している教育フェスも今回で6度目の開催となりました。

リツアンに関わってくださっている先生方や学生のみなさんとの繋がりがあってこそ、実現できている場です。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。