フィンランド・カンガサラ(Kangasala)の化粧品メーカー、タエロソル(Taerosol)は、エアゾール製品の外観をライン上でAIが見る検査を入れました。フィンランドのマーシャルAI(MarshallAI)が、参照ページで紹介しています。タエロソルはヘアケアとエアゾールのプライベートラベル(他社ブランドの製造)と自社ブランドを手がける家族経営です。
多品種のエアゾール缶をラインの速さのままAIが見て、ラベルやキャップの不良を除き、品目が変わっても検査を続けます。
タエロソルは家族経営で、工場はカンガサラにあります。1960年代から北欧のプライベートラベルとブランド供給を続けています。
会社サイトの記載では、品質はISO 9001、ISO 14001、ISO 22716(GMP)に沿い、2025年の売上は1000万ユーロ(約16億円前後。記事時点の目安換算)です。マーシャルAIの参照ページでは、売上820万ユーロ・人員8名ともあり、時点の違いがある可能性があります。
課題は、多品目(SKU)が多く、入れ替わりが激しいことでした。ラベルの不良、キャップの不良、ラベルの位置ずれなど、見るべき点が品目ごとに違います。契約製造では新品目も頻繁に増えます。ルールで固定した従来の画像検査では、切替に合わせにくい、とベンダーは整理しています。
マーシャルAIは、生産ラインに組み込む検査(インライン)のステーションを入れました。ラインの速さを落とさず、流れてくる缶をすべて見ます。いまある品目の不良の型を学習し、新品目が来たら品目ごとの検査の型(プロファイル)を足して追従します。品目が変わるたびにプログラムを書き直す必要を減らします。ケースでは、傷やへこみ、ラベル上の見えにくい傷の例も示しています。
ベンダーが挙げる結果では、エラーの99%超を捕捉し、品目の入れ替わりに素早く追従でき、人手の外観検査から人を他の仕事へ回せるようになったほか、不良が顧客へ届くリスクを下げ、新しい契約を取るときの検査の組み直しも減らせた、としています。
| 公表されている説明 | こちらで確認できていないこと |
|---|---|
| 多品目のエアゾールラインでラベル・キャップ・位置ずれが課題 | 切替頻度、品目数の公開リスト |
| ルールベース画像検査では追従しづらい、との整理 | 導入前の見逃し率・クレーム件数 |
| ラインに組み込む検査で、速さを落とさず全数 | 処理個数/時、カメラ台数 |
| 新品目は検査の型を足して追従。再プログラムを減らす | 新品目学習に要する時間・枚数 |
| エラーの99%超を捕捉(マーシャルAI) | 測定条件、サンプル数、第三者監査 |
| 人手の外観検査から人を他の仕事へ回す | 再配置人数の前後比較 |
| 会社サイト: 売上1000万ユーロ(2025)、ISO認証 | マーシャルAI記載の人員8・売上820万との突合 |
医薬やサプリの包装外観、飲料のラベル貼付後検査、電子部品キットのキャップやシール確認など、品目が変わるたびに見た目検査を合わせ直すラインで使えます。課題の型は、ラインに見た目検査を組み、新品目は例画像で追従し、切替ごとの再プログラムを減らすことです。
ラインに見た目検査を組み、新品目は例を足して追従します。切替のたびに検査プログラムを書き直さない運用です。エラーの99%超はベンダーが挙げた数字です。