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カナダの生コンプラント。配合の計量ズレを機械学習がリアルタイムで直す

2026.10.05
カナダの生コンプラント。配合の計量ズレを機械学習がリアルタイムで直す

カナダのハイデルベルク・マテリアルズ(Heidelberg Materials)は、生コンクリートの計量と投入を、バッチ・エーアイ(Batch AI)という機械学習のソフトで補正する取り組みを進めています。パートナーはコマンド・アルコン(Command Alkon)です。対象の拠点は、カナダ・エドモントン(Edmonton)周辺のプラントです。

何が起きたか

生コンでは、セメント、骨材、水、混和剤をレシピどおりに量って混ぜます。少しのズレでも強度や固まる速さに影響し、現場で受け取ってもらえないことがあります。従来は、オペレーターがカメラや秤を見ながら、バルブやゲートを微調整していました。

バッチ・エーアイは、注文をレシピに直す既存の計量用コンピュータの横で動きます。過去の生産サイクルから学習し、計量と投入の途中で、バルブやゲート、材料の流れを補正します。公式の説明では、レシピそのものは変えず、実行の精度を上げます。設備の作り直しは不要で、ソフトの層として既存の制御に載せます。

エドモントン周辺では、北米向けの展開が進んでいます。公式のインタビューでは、計量の精度が最大30パーセンテージポイント改善し、もともと高いプラントでもおよそ10から15パーセンテージポイント改善した、としています。精度が上がると、セメントの余分な積み増し(安全代)を減らせます。コストと二酸化炭素(CO2)も抑えられます。

広げる順は、北米のあと英国とオーストラリア、フランスやドイツなどの欧州、マレーシアを含むアジアです。オペレーターが品質と生産の判断に責任を持ち、ソフトは人の判断を置き換えません。

何が変わったか

公表されている説明 こちらで確認できていないこと
過去の生産サイクルから学習した機械学習が、計量と投入の途中でバルブとゲートを補正。レシピは変えません(公式) モデル種別・特徴量・学習期間
エドモントン周辺で最大+30パーセンテージポイント。高水準プラントでも+10〜15(公式) 「精度」の定義とプラント数の監査
既存の計量用コンピュータへのソフトの層。大規模な入れ替えなし(公式) 導入にかかった作業と、止まったときに人が戻す手順の詳細
セメントの積み増し減→コストと二酸化炭素の削減(公式) 削減トン数・金額の第三者検証

誰に関係するか

飼料やアスファルト、塗料の調色では、バルブを閉じるタイミングの遅れを、人の微調整に頼っています。いまの計量の制御の横に、過去の実績から学習した補正を載せます。レシピは変えずに、入れすぎをその場で抑える使い方ができます。

まとめ

注文をレシピに直す既存の計量用コンピュータの横で、過去の実績からバルブとゲートのタイミングを補正します。レシピ自体は変えません。

参考文献

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Kamone
著者 Kamone

30歳で学者志望からITエンジニアに転身。通信・金融業界におけるインフラ領域を中心に、オンプレミスからクラウドまで幅広く経験。AWS学習コミュニティでは公認メンターとして教材制作や講師を務める。現在はリツアンSTCにて事業推進に携わり、AI活用とエンジニア支援の高度化に取り組んでいる。

Kamone
著者 Kamone

株式会社リツアンSTC社員。

1984年 東京都中野区生まれ。

大学中退後、工場や警備員などを経て、何もスキルが身についていないことに危機感を覚える。
2014年 何か手に職をつけなければと思い、電子専門学校からエンジニアになった弟を見て「コイツにできるなら俺もできる」と安易な考えで未経験からIT業界に飛び込む。
そこは「まともな案件に入れなければ営業としてこき使われるか中国に送られるらしい」と恐ろしい噂が飛び交う会社だった。
「とんでもないところに来てしまった…」と戦慄するも、運よく大手新聞社系のインフラチームから声がかかり、エンジニアとしてのスタートを切る。

その後、SESを転々としながら通信・金融業界のオンプレ・クラウド案件を中心にインフラエンジニアとして経験を積む。

2021年 AWS学習サービス「Cloudtech」に参加し、公認メンターとして書籍出版プロジェクトや教材制作・講師などのコミュニティ・サービス運営に関わる。

2023年 ゆとりーマンのYoutube動画で新興SESの闇とリツアンの存在を知り、転職。(当時所属していたSES企業が動画で紹介されていた特徴に当てはまっていて愕然)
その後、CloudTechとリツアンの橋渡し役を担い、合同プロジェクト「テラコヤテック」の運営に関わる。
2025年 リツアンの「エンジニアに一円でも高い報酬を」「会社は社員に使われるためにある」「出入り自由」といったスタンスに共鳴。エンジニアから転向し、リツアンの事業推進に参画。
現在に至る。

他人の文体を真似たり、他人が書いた文章を手直しするのが得意、という若干嫌な気持ちにさせる特技を持つ。
AI活用を鋭意研究中。
(リツアンいいとこ一度はおいで。)

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