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スイスの流量計工場。手組のシールの有無を、画素ごとの画像認識が見る

2026.10.05
スイスの流量計工場。手組のシールの有無を、画素ごとの画像認識が見る

スイスのエンドレスハウザー・フロー(Endress+Hauser Flow)は、流量計の手組を、エムブイテック(MVTec)のマーリック(MERLIC)という産業ビジョンのソフトで支える取り組みを進めています。拠点はスイス・ライナッハ(Reinach)です。品種が多くロットが小さいため、完全な自動化は現実的ではない、と説明しています。

何が起きたか

これまで品質保証は、二人の作業者によるダブルチェックや追加試験に頼っていました。目標は、作業者の負担を下げつつ、見逃すと後の工程まで残る工程のミスを、次の工程や最終試験の前に直せるようにすることです。クラウド型の組立アシストは、データ保護と、止まったときに使えなくなることとの両方で合わず、採用しませんでした。

代わりに、自社のウェブ型生産実行システム(MES)へ、プログラムを書かずに組める産業ビジョンを載せました。MESは、工程の位置、作業台の適否、作業者の権限を確認したあと、画像と文で手順を示します。マーリックは、作業者の操作とは別に裏でレシピとパラメータを読み、撮影した画像を評価します。見逃すと後の工程まで残る工程が正しければ、結果と画像をMESへ返し、次の工程へ進みます。

認識には、画素単位で誤りの種類を切り分けるセマンティックセグメンテーションと、対象を枠で示す物体検出を使います。例として、シールが付いているかを見ます。作業台の上にはカメラがあり、産業用パソコン、可変焦点の液体レンズ、レーザ距離センサ、バーコードスキャナがつながっていて、部品のコードを読むと1台ずつの手順が画面に出ます。

2025年3月からマーリックを使い、安定を確認したあと、同年秋に他の世界拠点への展開を始めました。次は、バーコードや光学文字認識(OCR)で部品を自動識別し、作業者はカメラの下にワークを差し出す運用を予定しています。

何が変わったか

左はベンダー事例(エムブイテック、およびそれを転載した業界記事)の説明です。

公表されている説明 こちらで確認できていないこと
画素ごとの画像認識と物体検出で、見逃すと後の工程まで残る工程(例: シール装着)を確認 モデル版・学習枚数・適合率/再現率
自社の生産実行システムへ統合。権限確認のあと指示を表示し、結果と画像を記録 不良率・工数・二重チェック削減の定量
産業用パソコン、液体レンズカメラ、レーザ距離、バーコードの構成。クラウド型は不採用 停止時に人が戻す手順の詳細
2025年3月から稼働し、同年秋に他拠点への展開を開始 展開済み拠点数の独立一覧

誰に関係するか

補聴器や時計の防水リングなど、小さい手組で「付いたか」を後工程の前に見ます。品種が多い作業では、欠落を後の工程へ流さないよう、いまの生産指示の横に画像での確認を載せ、人の組立は残します。

まとめ

人の組立は残し、シールが付いたかをその場で見て、次の工程へ渡します。

参考文献

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Kamone
著者 Kamone

30歳で学者志望からITエンジニアに転身。通信・金融業界におけるインフラ領域を中心に、オンプレミスからクラウドまで幅広く経験。AWS学習コミュニティでは公認メンターとして教材制作や講師を務める。現在はリツアンSTCにて事業推進に携わり、AI活用とエンジニア支援の高度化に取り組んでいる。

Kamone
著者 Kamone

株式会社リツアンSTC社員。

1984年 東京都中野区生まれ。

大学中退後、工場や警備員などを経て、何もスキルが身についていないことに危機感を覚える。
2014年 何か手に職をつけなければと思い、電子専門学校からエンジニアになった弟を見て「コイツにできるなら俺もできる」と安易な考えで未経験からIT業界に飛び込む。
そこは「まともな案件に入れなければ営業としてこき使われるか中国に送られるらしい」と恐ろしい噂が飛び交う会社だった。
「とんでもないところに来てしまった…」と戦慄するも、運よく大手新聞社系のインフラチームから声がかかり、エンジニアとしてのスタートを切る。

その後、SESを転々としながら通信・金融業界のオンプレ・クラウド案件を中心にインフラエンジニアとして経験を積む。

2021年 AWS学習サービス「Cloudtech」に参加し、公認メンターとして書籍出版プロジェクトや教材制作・講師などのコミュニティ・サービス運営に関わる。

2023年 ゆとりーマンのYoutube動画で新興SESの闇とリツアンの存在を知り、転職。(当時所属していたSES企業が動画で紹介されていた特徴に当てはまっていて愕然)
その後、CloudTechとリツアンの橋渡し役を担い、合同プロジェクト「テラコヤテック」の運営に関わる。
2025年 リツアンの「エンジニアに一円でも高い報酬を」「会社は社員に使われるためにある」「出入り自由」といったスタンスに共鳴。エンジニアから転向し、リツアンの事業推進に参画。
現在に至る。

他人の文体を真似たり、他人が書いた文章を手直しするのが得意、という若干嫌な気持ちにさせる特技を持つ。
AI活用を鋭意研究中。
(リツアンいいとこ一度はおいで。)

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