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ドイツの寝具工場。出来上がりの不良を写真AIが見つけて除く

2026.09.14
ドイツの寝具工場。出来上がりの不良を写真AIが見つけて除く

ドイツの中堅繊維メーカー、ビアバウム・グループ(Bierbaum Group)は、完成した製品の写真をAIで見て不良を除く仕組みを、工場の機械へ広げました。ソフトウェア企業コーデセントリック(codecentric AG)が、参照ページで紹介しています。ビアバウムは小売と産業向けの繊維消費財をつくり、寝具などのホームテキスタイルも含みます。検出率や処理時間は、パートナー側の説明です。

完成した寝具などの写真をAIが判定し、不良を出荷前に除き、判定の履歴と異常警報を工場の監視につなぎます。

何が起きたか

出荷前に不良を早く除き、良いものだけを顧客へ届ける必要がありました。コーデセントリックとの協力が始まる時点で、完成品を撮影してAIが評価する試作はすでにありました。おおむね動いていましたが、認識の出来は製品の種類や照明などで大きくばらつきました。また、判定アルゴリズムがおかしくなったときに知らせる指標や警報がなく、早めの手当てが難しい状態でした。

協働では、まず高度なAIの手法で、製品種や照明などの影響に強い判定にしました。手作業の確認の手間が減りました。次に工場向けへ広げ、5台の機械で使えるようにしました。認識ソフトの版は中央で管理し、遠隔から入れ替えできます。検出の履歴を残して分析でき、社内の既存の監視ソフトとつなぎ、異常があれば担当へすぐ知らせます。

参照ページが挙げる結果では、AIの検出率は97%超、画像の処理は600ミリ秒未満(そのうちAIの判定は200ミリ秒未満)です。検出履歴は保存して分析し、評価結果は社内の監視ソフトへつないでいます。

ソフトウェア開発者のクラウディア・シュヴェーアース(Claudia Schweers)氏は、監視システムへつないだことで、監視そのものよりほかの仕事に時間を使える、と話しています。CEOのヤン=フレデリク・ビアバウム(Jan-Frederic Bierbaum)氏は、AIと自動化で、繊維の生産が売れる場所の近くで再び行える、との見方です。これは意見であり、検出率などの数字とは別です。

何が変わったか

公表されている説明 こちらで確認できていないこと
完成品写真をAIで評価する試作があった。製品種・照明で認識がばらついた 試作時点の検出率・対象機種のリスト
アルゴリズム異常の指標・警報がなかった 当時の誤出荷件数の公開値
高度なAI手法で頑健化。手作業確認の負荷が減った 手作業時間の前後比較の監査値
5台へ運用化。中央の版管理と遠隔からの入れ替え 台あたりの処理量、対象の品目(SKU)数
検出履歴の保存・分析。既存監視へ異常警報 警報の閾値定義、誤報率
検出率97%超。画像処理600 ms未満。AI判定200 ms未満 測定条件、サンプル数、第三者監査
監視連携で他業務に集中できる(開発者コメント) 工数削減の定量
国内・販売地近傍での生産回帰の可能性(CEO意見) 意見であり指標ではない

誰に関係するか

印刷の仕上がり検査、食品・医薬の包装外観、ラベル貼付後の外観チェックなど、完成品の写真を見てから出荷する中堅工場で使えます。判定のばらつきを抑え、判定ソフトの不調は既存の設備監視へ警報でつなぎ、人が常時張り付かなくてよい形にできます。

まとめ

完成品の写真をAIで判定し、不良を出荷前に除きます。履歴を残し、判定ソフトの異常は既存の監視へ警報でつなぎます。5台への展開と検出率97%超・600ミリ秒未満はパートナー参照の数字です。CEOの生産立地の話は意見であり、検査指標ではありません。

参考文献

  • AI for quality control in production(codecentric AG References / Bierbaum)、https://www.codecentric.de/en/references/bierbaum-ai-production-quality-control 、確認日 2026-09-14

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Kamone
著者 Kamone

30歳で学者志望からITエンジニアに転身。通信・金融業界におけるインフラ領域を中心に、オンプレミスからクラウドまで幅広く経験。AWS学習コミュニティでは公認メンターとして教材制作や講師を務める。現在はリツアンSTCにて事業推進に携わり、AI活用とエンジニア支援の高度化に取り組んでいる。

Kamone
著者 Kamone

株式会社リツアンSTC社員。

1984年 東京都中野区生まれ。

大学中退後、工場や警備員などを経て、何もスキルが身についていないことに危機感を覚える。
2014年 何か手に職をつけなければと思い、電子専門学校からエンジニアになった弟を見て「コイツにできるなら俺もできる」と安易な考えで未経験からIT業界に飛び込む。
そこは「まともな案件に入れなければ営業としてこき使われるか中国に送られるらしい」と恐ろしい噂が飛び交う会社だった。
「とんでもないところに来てしまった…」と戦慄するも、運よく大手新聞社系のインフラチームから声がかかり、エンジニアとしてのスタートを切る。

その後、SESを転々としながら通信・金融業界のオンプレ・クラウド案件を中心にインフラエンジニアとして経験を積む。

2021年 AWS学習サービス「Cloudtech」に参加し、公認メンターとして書籍出版プロジェクトや教材制作・講師などのコミュニティ・サービス運営に関わる。

2023年 ゆとりーマンのYoutube動画で新興SESの闇とリツアンの存在を知り、転職。(当時所属していたSES企業が動画で紹介されていた特徴に当てはまっていて愕然)
その後、CloudTechとリツアンの橋渡し役を担い、合同プロジェクト「テラコヤテック」の運営に関わる。
2025年 リツアンの「エンジニアに一円でも高い報酬を」「会社は社員に使われるためにある」「出入り自由」といったスタンスに共鳴。エンジニアから転向し、リツアンの事業推進に参画。
現在に至る。

他人の文体を真似たり、他人が書いた文章を手直しするのが得意、という若干嫌な気持ちにさせる特技を持つ。
AI活用を鋭意研究中。
(リツアンいいとこ一度はおいで。)