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チリのさくらんぼ輸出。20レーンのAI等級で、傷を細かく落として箱の質を上げる

2026.09.23
チリのさくらんぼ輸出。20レーンのAI等級で、傷を細かく落として箱の質を上げる

チリのリオ・キング(Rio King)は、エリファブ・エリプス(Elifab-Ellips)のAI等級機で、輸出用さくらんぼの見た目等級を回しています。エリプス・インサイツ(Ellips Insights)の顧客事例(2025年3月5日)が、20レーンの等級機と自動充填8台の構成と、現場コメントをまとめています。箱ごとに高い基準をそろえるため、品質管理を一段上げる導入です。

リオ・キングはチリ有数の果実輸出業者です。チリとペルーで約5000ヘクタールを持ち、30年以上の経験があります。チリの渓谷から世界の食卓まで届け、収穫から包装まで、技術と専門チームでプレミアム果実だけを海外市場へ送り出しています。

何が起きたか

導入したのは、20レーンのエリファブ・エリプスAI等級機と、自動充填機8台です。ほぼ完璧ではない実を通さない品質方針のもと、この構成を選びました。等級と箱詰めを同じ流れのなかでそろえることが、輸出の現場では重要です。収穫後の見た目判定から箱への充填までを、ひと続きの装置群で扱う形です。

輸出のプレミアムさくらんぼでは、品質が一貫し、欠陥がないことが求められます。ごく小さな傷でも市場価値に影響します。そのうえ、さくらんぼは選別の扱いで傷みやすい、という難しさがあります。見た目の判定を細かくしつつ、搬送や仕分けで実を傷めないことが、同時に問われます。従来の技術だけでは、細部の欠陥検出と、実を守る扱いの両立が難しかった状況でした。

マルセラ・アエド(Marcela Aedo)によると、AIで欠陥を落とす細かさは高い水準に達しました。他の技術では難しかった精度で、ごく小さい欠陥や検出が難しい傷まで拾い、良い実だけを通します。エリファブの機械が丁寧に扱うことで損傷が減り、箱ごとの全体の質が上がりました。欠陥を落とすことと、選別中に新たに付く傷(二次損傷)を抑えることが、同じ装置のなかで並んでいます。

トマス・ベナベンテ(Tomás Benavente)によると、このAI機械はより多くのキロを処理し、箱の中の質も良くなります。次のシーズンには追加の機械を計画し、いま以上のキロを処理する余地があるため、自動パッキング機の追加や機械の拡張も次季に検討しています。商業チームから生産部門まで、これまでの結果に非常に満足しています。

何が変わったか

公表されている説明 こちらで確認できていないこと
リオ・キングはチリ有数の果実輸出。チリ・ペルーで約5000ヘクタール。30年以上(エリプス) 輸出数量・国別シェアの独立統計
20レーンのエリファブ・エリプスAI等級機と自動充填8台 レーン別タクト・充填機の型番一覧
輸出プレミアムは欠陥に弱く、選別で傷みやすい 導入前のクレーム率・損傷率の独立数値
AIで微小欠陥まで落とす細かさ。他技術では難しかった精度(アエド) 検出率%・見逃し率の測定条件
丁寧な扱いで損傷減、箱の全体の質が向上(同) 損傷率の前後比較の第三者測定
より多くのキロを処理し箱の質が上がる。次季は追加機を計画(ベナベンテ) 処理キロの具体数値・追加台数の契約
いま以上のキロ処理余地。自動パッキング追加と機械拡張を次季検討(同) 拡張の確定仕様と導入時期
商業から生産まで成果に満足(同) 満足度調査の方法・回答数

誰に関係するか

ナッツの見た目等級、生花の出荷箱のそろえ、菓子・惣菜の微小欠陥と柔らかい搬送、卵のひびなど、外観の欠陥と損傷しやすい搬送、箱の一貫が同時に問われる現場では、多レーンの見た目AIで微小な欠陥を落とし、ソフトな扱いと自動充填で箱ごとの見た目をそろえます。

まとめ

20レーンの見た目AI等級で微小な傷を落とし、搬送は実を守ります。充填まで同じ流れで箱の見た目をそろえます。処理キロと台数の拡張は次季の検討として現場が語ります。

参考文献

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Kamone
著者 Kamone

30歳で学者志望からITエンジニアに転身。通信・金融業界におけるインフラ領域を中心に、オンプレミスからクラウドまで幅広く経験。AWS学習コミュニティでは公認メンターとして教材制作や講師を務める。現在はリツアンSTCにて事業推進に携わり、AI活用とエンジニア支援の高度化に取り組んでいる。

Kamone
著者 Kamone

株式会社リツアンSTC社員。

1984年 東京都中野区生まれ。

大学中退後、工場や警備員などを経て、何もスキルが身についていないことに危機感を覚える。
2014年 何か手に職をつけなければと思い、電子専門学校からエンジニアになった弟を見て「コイツにできるなら俺もできる」と安易な考えで未経験からIT業界に飛び込む。
そこは「まともな案件に入れなければ営業としてこき使われるか中国に送られるらしい」と恐ろしい噂が飛び交う会社だった。
「とんでもないところに来てしまった…」と戦慄するも、運よく大手新聞社系のインフラチームから声がかかり、エンジニアとしてのスタートを切る。

その後、SESを転々としながら通信・金融業界のオンプレ・クラウド案件を中心にインフラエンジニアとして経験を積む。

2021年 AWS学習サービス「Cloudtech」に参加し、公認メンターとして書籍出版プロジェクトや教材制作・講師などのコミュニティ・サービス運営に関わる。

2023年 ゆとりーマンのYoutube動画で新興SESの闇とリツアンの存在を知り、転職。(当時所属していたSES企業が動画で紹介されていた特徴に当てはまっていて愕然)
その後、CloudTechとリツアンの橋渡し役を担い、合同プロジェクト「テラコヤテック」の運営に関わる。
2025年 リツアンの「エンジニアに一円でも高い報酬を」「会社は社員に使われるためにある」「出入り自由」といったスタンスに共鳴。エンジニアから転向し、リツアンの事業推進に参画。
現在に至る。

他人の文体を真似たり、他人が書いた文章を手直しするのが得意、という若干嫌な気持ちにさせる特技を持つ。
AI活用を鋭意研究中。
(リツアンいいとこ一度はおいで。)