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米国ミネソタの契約製造。デオドラントの滴りをカメラの中のエッジ学習が見る

2026.10.05
米国ミネソタの契約製造。デオドラントの滴りをカメラの中のエッジ学習が見る

米国ミネソタ州チャンハッセン(Chanhassen)のフェデラル・パッケージ(Federal Package)は、他社の製品を請け負って作る会社で、従業員はおよそ70人です。固形デオドラントの容器に付いた滴りを、コグネックス(Cognex)のインサイト2800(In-Sight 2800)で見る検査を入れています。処理はカメラの中で行い、良し悪しを覚える仕組みはエッジ学習と呼ばれます。

何が起きたか

固形デオドラントは、容器を逆さに並べて液体を詰め、冷却トンネルで固めます。そのあと単列のコンベヤへ移し、検査が始まります。ビジョン・システムズ・デザイン(Vision Systems Design)の取材では、カメラ2台が通過する面を撮り、表の良、表の不良、裏の良、裏の不良の4つに分けます。向きはそろわないため、向いた面をその場で判定します。

カメラがリレーへ信号を出し、空気で押す仕組みが容器を排出用の箱へ落とします。学習は区分あたりおよそ50枚で、速度は分あたりおよそ100本です。誤りの検出精度はほぼ100%です。導入は2022年です。滴りのほか、プラスチックの傷や、スクリーン印刷の上下逆とにじみも拾うようになりました。

プロセスオンライン(ProcessOnline)のケースでは、モノクロを滴下に使い、カラーをラベルの位置と向きの確認に使います。滴下は分あたりおよそ80本、ラベルはおよそ60本です。欠陥を捉える精度は99%超です。デザインは30〜40種類あり、新製品の学習は5〜10分です。設置後およそ1時間で本番に載せています。

同じカメラ系列を、接着ラベルの検査にも広げています。こちらはカラー版で、捕捉はおよそ80%です。ラベラー4台に追加済みです。ロット番号の読み取りは、従来どおりキーエンス(Keyence)の別カメラです。

何が変わったか

公表されている説明 こちらで確認できていないこと
2022年にインサイト2800導入。滴下を4分類。区分あたり約50枚で学習。分あたり約100本。誤りの検出精度はほぼ100%(ビジョン・システムズ・デザイン) 誤判定の内訳と監査済みの合格率
モノクロ滴下/カラーラベル。約80本/分と約60本/分。欠陥を捉える精度は99%超。切替学習5〜10分(プロセスオンライン) ビジョン・システムズ・デザインの速度表記との差分の測定条件
傷・印刷ミスも副次的に検出。接着ラベル検査へ横展開、捕捉約80%(ビジョン・システムズ・デザイン) ラベル検査を滴下と同じ精度まで上げなかった判断を、第三者が数字で確かめた記録
従業員約70人。リップバーム年約1500万本(ビジョン・システムズ・デザイン) 全ラインへの展開範囲

誰に関係するか

食品のカップ充填や、塗料・接着剤の缶では、中身のたれと印字の乱れを抜き取りに頼っています。カメラの中で良し悪しを少量の画像から覚え、不合格をその場で外します。種類が変わるたびに、学習を数分で回す使い方ができます。

まとめ

充填と冷却のあと、向きのそろわない容器をカメラ2台で見て、区分あたりおよそ50枚から滴りの有無を分類し、不合格は空気で外します。接着ラベルにはカラーの同系列を足し、種類が変わるときの学習を短くします。

参考文献

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Kamone
著者 Kamone

30歳で学者志望からITエンジニアに転身。通信・金融業界におけるインフラ領域を中心に、オンプレミスからクラウドまで幅広く経験。AWS学習コミュニティでは公認メンターとして教材制作や講師を務める。現在はリツアンSTCにて事業推進に携わり、AI活用とエンジニア支援の高度化に取り組んでいる。

Kamone
著者 Kamone

株式会社リツアンSTC社員。

1984年 東京都中野区生まれ。

大学中退後、工場や警備員などを経て、何もスキルが身についていないことに危機感を覚える。
2014年 何か手に職をつけなければと思い、電子専門学校からエンジニアになった弟を見て「コイツにできるなら俺もできる」と安易な考えで未経験からIT業界に飛び込む。
そこは「まともな案件に入れなければ営業としてこき使われるか中国に送られるらしい」と恐ろしい噂が飛び交う会社だった。
「とんでもないところに来てしまった…」と戦慄するも、運よく大手新聞社系のインフラチームから声がかかり、エンジニアとしてのスタートを切る。

その後、SESを転々としながら通信・金融業界のオンプレ・クラウド案件を中心にインフラエンジニアとして経験を積む。

2021年 AWS学習サービス「Cloudtech」に参加し、公認メンターとして書籍出版プロジェクトや教材制作・講師などのコミュニティ・サービス運営に関わる。

2023年 ゆとりーマンのYoutube動画で新興SESの闇とリツアンの存在を知り、転職。(当時所属していたSES企業が動画で紹介されていた特徴に当てはまっていて愕然)
その後、CloudTechとリツアンの橋渡し役を担い、合同プロジェクト「テラコヤテック」の運営に関わる。
2025年 リツアンの「エンジニアに一円でも高い報酬を」「会社は社員に使われるためにある」「出入り自由」といったスタンスに共鳴。エンジニアから転向し、リツアンの事業推進に参画。
現在に至る。

他人の文体を真似たり、他人が書いた文章を手直しするのが得意、という若干嫌な気持ちにさせる特技を持つ。
AI活用を鋭意研究中。
(リツアンいいとこ一度はおいで。)

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