ルーマニアのホルシム(Holcim)は、アレシュド(Aleșd)のセメント工場で、電動機の予知保全を進めています。パートナーはシュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)です。中・低圧の電動機9台を対象に、電流の波形を見て、故障の予兆を先に拾う、という説明です。
セメント工場では、電動機が止まると前後の工程も止まります。シュナイダー側の説明では、モータ電流シグネチャ分析(MCSA)を使い、電源盤から電流を取り、長い停止は伴わない、としています。
取ったデータは、マイクロソフト・アジュール(Microsoft Azure)のクラウドで処理します。分析は、シュナイダーのノヴィサド(Novi Sad)にある地域ハブの専門家が担います。現場では、エコストラクチャー・アセット・アドバイザー(EcoStruxure Asset Advisor)EDの最新版を使います。電動機の動きを、より予測しやすくする、と説明しています。
シュナイダー・ルーマニアの責任者は、発行したアラートのうち妥当と確認できた割合が90%だった、と述べています。協業は2021年に始まり、今回の拡張はセメント産業のデジタル化の一環、という位置づけです。他の重要設備や、国内の別拠点への広げ方も視野に入っています。
左は業界紙に載ったシュナイダー側の説明です。
| 公表されている説明 | こちらで確認できていないこと |
|---|---|
| 電動機9台をモータ電流シグネチャ分析で監視。電源盤から取得し、長い停止は伴わない | 機種・負荷条件・監視開始日の詳細 |
| アジュールで処理。ノヴィサドの専門家が分析 | モデル種別・特徴量・学習期間 |
| エコストラクチャー・アセット・アドバイザーEDで、予測しやすさと制御を高める | 停止回数・修理費用の第三者検証 |
| アラートの妥当性90%(責任者の発言) | 90%の定義(件数・期間・誰が判定したか) |
| 業界紙に出ている内容 | シュナイダーとホルシムの公式ページでの同内容 |
飼料工場やアスファルトプラントでも、電源盤側の電流をクラウドで読み、アラートの当たり外れを運用で積みながら、重要モータの予知保全を始める使い方ができます。
電源盤の電流をクラウドで処理し、地域の専門家が分析します。機械学習で予兆を見る、というのはシュナイダー側の説明です。